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精神科閉鎖病棟は怖い場所ではない|どんなところか実体験を交えて解説

精神科への入院が決まったとき、多くの人が不安に感じるのが「閉鎖病棟」です。

テレビやニュースの影響もあり、

  • 鍵がかかっている
  • 自由がない
  • 怖い人がいる

といったイメージを持つ方もいるかもしれません。

私自身も精神科に入院した経験がありますが、実際に入院してみると想像していたものとは大きく違いました。

この記事では、精神科閉鎖病棟とはどのような場所なのか、実際の生活やルールについて解説します。

かず
かず

私は双極性障害と診断され閉鎖病棟に67日間入院しました。
本記事では制度の説明だけでなく、実際に入院した経験をもとにお伝えします。

精神科閉鎖病棟とは?

閉鎖病棟とは

精神科閉鎖病棟とは、患者さんの安全を守るために出入りが制限されている病棟です。

病棟の入口や各箇所には鍵が設置されており、患者が自由に外へ出ることはできません。

しかしこれは患者を閉じ込めるためではなく、

  • 自殺を防ぐ
  • 事故を防ぐ
  • 無断離院を防ぐ

ことが目的です。

かず
かず

私は医療保護入院による閉鎖病棟でした。

医療保護入院の制度や任意入院・措置入院との違いについては、こちらの記事で解説しています。

⇒【精神科の入院制度を解説|任意入院・医療保護入院・措置入院の違いは?

閉鎖病棟と開放病棟の違い

項目閉鎖病棟開放病棟
出入り制限あり比較的自由
安全管理厳しい比較的緩やか
対象患者急性期や症状が重い患者回復期の患者

症状の改善に合わせて病棟が変更されることもあります。

精神科閉鎖病棟の1日の流れ

かず
かず

病院によって異なりますが、私の入院した病院は次のようなスケジュールでした

  • 6:30  起床
  • 7:30  朝食
  • 8:00  服薬
  • 9:00  検温
  • 9:30  日替わり(下表参照)
  • 11:00 フロア解放(主治医に許可された人のみ)
入浴休み売店入浴休み入浴シーツ交換

  • 11:30 昼食
  • 11:45 服薬
  • 15:00 フロア解放(主治医に許可された人のみ)

夕方・夜

  • 17:45 夕食
  • 18:00 服薬
  • 18:30 フロア解放(主治医に許可された人のみ)
  • 20:00 服薬(寝る前)
  • 21:00 消灯

規則正しい生活を送ることで心身の回復を目指します。

※フロア解放とは、他の患者さんと一緒にラウンジのようなスペースで、テレビを見たり、読書ができる場所にいることです。

精神科閉鎖病棟で制限されること

持ち込み禁止のものがある

安全面の理由から、

  • カミソリ
  • ハサミ
  • ライター
  • ガラス製品

などは制限される場合があります。

また、ジャージなどについている紐など縛れるものも持ち込みができません。

スマホが使えないこともある

病院や病棟によっては、

  • 使用禁止
  • 時間制限あり
  • 指定場所のみ使用可能

となる場合があります。

かず
かず

私が入院した閉鎖病棟は、持込みも使用も不可でした。
開放病棟が使用可能でしたので、閉鎖病棟でのスマホの使用は期待薄いと思いました。

外出や外泊には許可が必要

症状によっては自由な外出はできません。

医師に許可をもらい、看護師に食事のキャンセルや薬の処方などの手続きを行ってもらうことが一般的です。

閉鎖病棟は本当に怖い場所なのか?

結論から言うと、

私が感じた閉鎖病棟は「怖い場所」というより「治療に集中する場所」でした。

もちろん症状の重い患者さんもいますし、拘束という状態もありました。

しかし多くの人は、

  • うつ病
  • 双極性障害
  • 統合失調症

などの治療を受けている普通の人たちです。

テレビドラマのような特殊な場所ではありません。

私が閉鎖病棟に入院して驚いたこと

入院して驚いたこと

◎規則正しい生活が回復につながった

決まった時間に起きて、決まった時間に食事して、決まった時間に寝る。

普段簡単にはできなかったことが入院中ではできて生活リズムが整ったと思います。

◎看護師さんヘルパーさんが頻繁に声をかけてくれた

症状だけでなく食事や睡眠についても気にかけてくれました。

たまに世間話にも付き合ってくれて

✕拘束という、身動きが取れない状態がある

症状の重い患者さんは拘束されるケースがあります。

拘束とは、ベットに拘束帯というベルトで手足と腰を縛られ、危険な行動を取れない状態にすることです。

かず
かず

私は入院後2日間、拘束状態でした。この期間は本当に怖かったです。

患者さん同士のトラブルで拘束行きになっている人もいました。

✕することがない

持ち込めるものは本くらいで、フロア解放と言ってもテレビを見るか他の患者さんと話すか。

デジタルデトックスだと思いながら日々の時間の過ごし方に困っっていました。

精神科閉鎖病棟への入院を考えている方へ

閉鎖病棟や拘束という言葉に不安を感じる方は少なくありません。

しかし閉鎖病棟は患者を罰するための場所ではなく、回復を支援するための環境です。

私自身も入院当初の拘束には強い不安を感じましたし、日中の時間の過ごし方も困っていました。

することがないのではなく「必要な休息期間」と主治医の先生に言われ納得しました。

振り返ると、あの入院期間があったからこそ症状の回復につながったと思っています。

まとめ

精神科閉鎖病棟は、患者の安全を守りながら治療を行うための病棟です。

  • 出入りには制限がある
  • 持ち込み禁止の物がある
  • 規則正しい生活を送る

といった特徴があります。

一方で、閉鎖病棟は世間でイメージされるような怖い場所ではありません。患者さんの安全を守るための治療環境です。

私自身も入院当初は不安でしたが、治療に専念できる環境のおかげで回復への一歩を踏み出すことができました。

入院制度についてより詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

⇒【精神科の入院制度を解説|任意入院・医療保護入院・措置入院の違いは?

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