この記事では、和田秀樹さんの著書『「あとでやろう」と考えて「いつまでも」しない人へ』の紹介、読んだ感想をまとめています。
現代の社会は、成果主義の傾向が強くなっています。
終身雇用、年功序列といった仕組みは、だんだんと過去のものになってきています。
この本では、成果主義による評価でも生き残るための、「のろま」克服法が書かれています。
自分のことを「のろま」かも、を考えているあなたは、ぜひ読んでみてください。
『「あとでやろう」と考えて「いつまでも」しない人へ』本の概要
「会社人間」「完全主義」の2つの面から「のろま」を大量発生させてきた日本。
知らず知らずの間に「のろま」になっていませんか?
今からでも間に合う、誰でも可能な「のろま」克服法を伝授!
これで仕事と人生がうまくいく!
引用元:ゴマブックス
『「あとでやろう」と考えて「いつまでも」しない人へ』 はゴマブックスから2014年9月6日に出版されました。
ページ数は145pで、私は約2時間で読み終わりました。
著者 和田秀樹さんの著書紹介
和田秀樹さんは、東京大学医学部卒業の精神科医です。
精神医学と臨床心理学の知見から多くの本を書かれています。
その他の著書には、『人生の9割は40代で決まる』や『「あれこれ考えて動けない」をやめる9つの習慣』などがあります。
ウィキペディアを見ると非常にたくさんの本を書かれていることがわかります。
『「あとでやろう」と考えて「いつまでも」しない人へ』 感想
「のろま」には6つのタイプがある
本書では、「のろま」のタイプを6種類に分けています。
- 頭の回転が遅い
- 完全主義のために行動できない
- いつまでも実行に移せない
- 先延ばししてしまう
- 「忙しい」が口ぐせで仕事が進まない
- 面倒くさがり
誰でも1つくらい当てはまりそうな気がします。
私は、完全主義のために行動できないタイプの「のろま」に当てはまりました。
本書では、それぞれのタイプ別に「のろま」克服法が詳しく紹介されています。
「のろま」でいることに危機感をおぼえる
私は、会社員時代には、いつも遅くまで仕事をしていました。
日にちが変わってから家に帰ることも良くありました。
成果主義という見方で言うと、仕事がいつまでも終わらない「のろま」だったかな、と思います。
仕事を何でも引き受けて、締め切りに間に合わせるために遅くまで働いていました。
本書では、「甘えられない人」が「のろま」だと指摘していて、まさに自分のことだな、と思いました。
それは、100点を目指す完全主義のせいでもあるし、ほかの人に助けを求めることも出来ていませんでした。
この本を読んでわかった気づきだと思いました。
「とにかくやる」行動主義
本書の根幹は、動機はどうであっても「とにかくやる」という行動主義にあるようです。
「行動」を変えれば、「のろま」は克服できる、と言い切っています。
一方で、脳や身体の問題によって引き起こされる「のろま」は行動主義では解決できないそうです。
脳や身体の問題とは、「うつ病」の可能性がある場合とのこと。
私はうつ病の治療中なので、本の終盤でこの言葉が出てきてがっかりしました。
「なんだ、自分にはこの克服法は意味ないじゃん。」と。
とはいえ、一般的に考えると、行動主義というのは間違っていないと思います。
行動しないと、成功も失敗もないですからね。
まとめ
和田秀樹さんの著書『「あとでやろう」 と考えて「いつまでも」しない人へ』 の紹介、感想をまとめていきました。
少しでも本書に興味をもってくれたら嬉しいです。
あなたの感想も教えてください。
最後まで読んでいただいてありがとうございました!!