この記事では、加藤俊徳さんの著書『「めんどくさい」がなくなる脳』の紹介、読んだ感想をまとめています。
私がこの本を読もうと思ったきっかけは、本の帯に書いてある「脳のクセがあなたの人生をじゃましていた!」
というコメントが気になったからです。
例えば
「朝起きるのがめんどくさい」
「会社にいくのがめんどくさい」
「人づき合いがめんどくさい」
「すぐに動けない自分は、ダメな人間だ」
といったような、誰もが一度は思うような悩みは、脳のクセが原因だというのです。
このクセを踏まえて、どうすれば「めんどくさい」をなくすことができるのか、が解説されています。
『「めんどくさい」がなくなる脳』は以下に当てはまる方にオススメします。
こんな人にオススメ
- すぐに行動できる人がうらやましいと思っている人
- めんどくさがりな自分を変えたい人
- 自分をダメな人間だと信じて疑わない人
『「めんどくさい」がなくなる脳』本の概要
課題の先送り、腰が重い、新しいことが苦手、行動力がない、人づき合いがめんどくさい……、
これらは決してあなたの性格のせいではない! ましてややる気のせいでもない!
すべては「脳がめんどくさがり」だから。
脳の特性を理解し、それを逆手に取る脳力開発法!!
そもそも脳は、めんどくさがりで欲張りでご褒美が大好き。
自分の脳がめんどくさがる時間帯や状況を把握し、欲張りな脳に大好きなご褒美をたっぷりあげることで、
いつしか脳は「させられ脳」から「したい脳」へと変化します。
もう脳に「NO!」とは言わせない! 脳に振り回される毎日から、脳を上手におだて、幸福脳へと導きましょう。
ベストセラー『脳の強化書』の著者Dr.加藤が、苦手領域の脳番地を鍛えることで、
あなたの脳から「めんどくさい」を追い出します!
引用元:Google Books
『「めんどくさい」がなくなる脳』はSBクリエイティブから2017年3月7日に出版されました。
ページ数は208pで、私は3時間程度で読み終わりました。
著者 加藤俊徳さんの著書紹介
著者の加藤俊徳さんは、発達障害や認知症などの脳が成長する予防医療を専門とされている医師です。
この『「めんどくさい」がなくなる脳』のほかには、
『脳の強化書』シリーズや『今日からお金が貯まる脳トレ』、『脳を強化する読書術』などがあります。
脳を鍛える方法に関しての本をたくさん書かれています。
『「めんどくさい」がなくなる脳』感想
どんな偉人も天才も初めはみんな「めんどくさがり」
この本を読んで面白いと思ったのは、人は、脳の初期設定が「めんどくさがり」で生まれてくると断言しているところです。
つまりどんな偉人も天才も、すべての人間は誰しも初めはめんどくさがりだったというのです。
性格のせいでも、やる気がないからでもなく、脳との付き合い方を知らないだけ。
しかも何歳からでも、「めんどくさがり脳」を「すぐ動ける脳」に変えることができる。
自分はダメ人間だと常日頃から思っている私にとって、「脳が初期設定のままですよ!」という指摘は、
「じゃあ脳の設定を変えればいいのね」と楽観的に考えるきっかけを与えてくれました。
脳って複雑。でも、わかるとなんとかなりそうと思える
脳の役割はざっと120もの分野に分かれているそうです。
著者は本書の中でそれらを8つに分類し、脳番地と名付けています。
- 思考系脳番地
- 運動系脳番地
- 感情系脳番地
- 理解系脳番地
- 伝達系脳番地
- 記憶系脳番地
- 聴覚系脳番地
- 視覚系脳番地
なんかこれだけでめんどくさいな、と思ってしまいましたが、
「めんどくさい」と感じるのはこれらのどれかの脳番地が反応しているからです。
今感じた「めんどくさい」は理解系脳番地が反応しているんです。
理解できない、覚えられない、といったような反応をするので、そこからめんどくさいと感じています。
今めんどくさいと反応しているのは、どの脳番地か、わかってくると何とかなりそうな気がしませんか?
「めんどくさい」をなくすには
「めんどくさい」をなくす具体的な方法については、ネタバレになってしまうので詳細は本書を読んで欲しいのですが、
本書を読んで、私がやっていきたいことを挙げたいと思います。
それは、「めんどくさい」と思ったらまず、そう感じていることを自覚することです。
そして、「じゃあどうやってやろうか」と行動を起こすことを前提に考えるようにします。
行動することで経験となって、いずれ「めんどくさい」がなくなっていく、という寸法です。
まとめ
加藤俊徳さんの著書『「めんどくさい」がなくなる脳』の紹介、感想をまとめていきました。
少しでも本書に興味をもってくれたら嬉しいです。
あなたの感想も教えてください。
最後まで読んでいただいてありがとうございました!!