
うつ病で退職し、長い無職期間を過ごしていた私にとって、主治医から「寛解ですね」と言われた日は忘れられない日です。
それまでの私は、
- 本当に働けるようになるのだろうか
- また再発するのではないか
- 社会復帰できる日は来るのだろうか
そんな不安ばかり抱えていました。
この記事では、私が主治医から寛解と言われた日の体験談と、その後どのように再就職活動を進めたのかをお伝えします。
目次
うつ病の「寛解」とは?

うつ病の寛解とは、症状がほぼ消失し、日常生活に支障がない状態を指します。
ただし、寛解は「完治」とは異なります。
寛解と完治の違い
寛解とは、
- 気分の落ち込みがほとんどない
- 睡眠が安定している
- 日常生活を送れる
- 就労に向けた活動ができる
という状態です。
一方で完治は、再発のリスクもほぼなくなった状態を意味します。
うつ病は再発率が高い病気のため、医療現場では「完治」よりも「寛解」という言葉が使われることが一般的です。
私が寛解と言われるまで
私は40歳でうつ病が再発し、退職しました。
退職後は外出もできず、自宅に引きこもる生活が続きました。
その後、少しずつ回復し、就労移行支援事業所へ通い始めました。
毎日決まった時間に起きて通所する生活を続ける中で、生活リズムが整い、体調も安定していきました。
主治医から寛解と言われた日
就労移行支援に通い始めてしばらく経った頃の診察日でした。
いつものように主治医から、
「最近の体調はどうですか?」
と聞かれました。
私は、
- 睡眠は安定している
- 通所も継続できている
- 気分の落ち込みも少ない
という状況を伝えました。
すると主治医から、
「今の状態なら寛解と言っていいですね」
と言われたのです。
うれしさより安心感が大きかった
意外だったのは、飛び上がるほどうれしかったわけではないことです。
むしろ、
「ここまで回復できたんだ」
「就職面接で、主治医から寛解の診断をもらっていることを伝えられる」
という安心感の方が大きかったのを覚えています。
長いトンネルの出口が見えたような感覚でした。
それでも不安は残っていた
一方で、
「本当に働けるのだろうか」
という不安は残っていました。
寛解と言われたからといって、すぐに自信が持てるわけではありません。
特に私は過去に何度も再発を経験していたため、
「また体調を崩したらどうしよう」
という気持ちは消えませんでした。
私が再就職活動を始めたタイミング
寛解と言われたことは、大きな転機になりました。
就職活動を始める後押しになった
それまでは、
「まだ早いのではないか」
と思っていました。
しかし主治医から寛解と言われたことで、
「そろそろ前に進んでみよう」
と考えられるようになりました。
すぐに応募はしなかった
ただし、すぐに求人へ応募したわけではありません。
まずは、
- 通所を継続する
- 模擬面接を受ける
- 履歴書を作成する
- 転職サイトに登録する
- 企業研究を行う
といった準備を進めました。
社会復帰は焦らないことが大切です。
準備期間をしっかり取ったことで、自信を持って面接に臨めました。
寛解と言われても焦らなくて大丈夫

主治医から寛解と言われても、人によって回復のスピードは違います。
寛解はゴールではなくスタート
私にとって寛解はゴールではありませんでした。
むしろ、
- 再就職活動を始める
- 働き続ける
- 再発を予防する
ためのスタート地点だったと思います。
自分のペースで進めればよい
SNSを見ると、
- すぐに復職した人
- すぐに再就職した人
が目につくことがあります。
しかし他人と比べる必要はありません。
大切なのは、自分の体調を優先することです。
まとめ

主治医から寛解と言われた日は、私にとって社会復帰への大きな転機でした。
寛解とは完治ではありません。
それでも、
「働く準備ができる状態まで回復した」
という大きな意味があります。
私の場合は、寛解と言われたことをきっかけに再就職活動を始め、最終的に一般雇用で再就職することができました。
もし今、回復途中で不安を感じている方がいるなら、焦る必要はありません。
少しずつ前へ進めば大丈夫です。
あなたのペースで社会復帰への道を歩んでください。