広告 社会復帰体験談

【体験談】40代無職から社会復帰した私の記録|うつ病で退職して再就職するまで

40代無職が社会復帰

私は40歳でうつ病が再発し、会社を退職しました。

自動車メーカーで18年、電子機器メーカーで1年。

約20年働いてきた私にとって、「無職になる」という経験は想像もしていなかった出来事でした。

退職後は布団から出られず、将来への不安と罪悪感に押しつぶされそうな毎日。

約21か月の無職期間を過ごし、そのうち13か月ほどはほとんど家に引きこもっていました。

それでも主治医から寛解と言われ、就労移行支援に通い、2023年2月に再就職することができました。

この記事では、40代で無職になった私が社会復帰するまでの記録を体験談としてお伝えします。

同じように無職やうつ病で苦しんでいる方の参考になれば幸いです。

40歳で退職した日

2021年6月、私は退職しました。

うつ病が再発し、4回目の休職を経ての退職です。

世の中には「退職してスッキリした」という話もありますが、私にはそのような解放感はありませんでした。

大きかったのは不安と罪悪感です。

特に妻への罪悪感が強くありました。

実は転職するとき、妻は反対していました。

しかし私は自分の意思を押し通し、その結果としてうつ病が再発してしまったのです。

「家族に迷惑をかけてしまった」

「また働けなくなってしまった」

そんな気持ちでいっぱいでした。

一方で妻は、

「今はゆっくり休んだ方がいい」

と言ってくれました。

当時は“完治”という言葉を使っていましたが、後になって主治医から「うつ病は寛解という表現を使う」と教わることになります。

それでも当時の私にとって、まず必要だったのは休むことでした。

👉 「【体験談】主治医から寛解と言われた日

無職になって最初の数か月

  • 布団から出られない
  • スマホを眺めるだけ
  • 通院以外は外出しない

という状態でした。

それでも娘が学校へ行く時間だけは起きようと決めていました。

家族に対する最低限の責任感だったと思います。

4か月ほど経った頃から散歩を始めました。

最初は数分。

少しずつ距離を伸ばしました。

引きこもりの13か月

私は約13か月、ほぼ引きこもりのような生活を送っていました。

一日の多くを家で過ごし、YouTubeを見ていました。

おそらく1日4時間以上は見ていたと思います。

6か月ほど経った頃からは散歩を兼ねて図書館へ通うようになりました。

読書をすることで少しずつ集中力が戻ってきた感覚があります。

当時の気持ちを一言で表すなら、

「人生の長期休暇」

です。

もちろん苦しい時期でした。

しかし無理に社会復帰しようとは考えませんでした。

再就職よりも寛解を優先しようと思っていたからです。

一番つらかったのは再就職への不安だった

無職期間でつらかったことはたくさんあります。

  • うつ病が再発したこと
  • 無職になったこと
  • 将来が見えないこと

特に大きかったのは再就職への不安でした。

お金の不安もありました。

傷病手当金の期間が終わると失業手当に切り替わりましたが、それだけでは十分ではありませんでした。

義父にお金を借りることもありました。

周囲と比較して落ち込むこともありました。

しかし意識的に考えないようにしていました。

今は働くことよりも回復が先。

そう考えるようにしていました。

👉 「【体験談】私が就労移行支援に通った理由

主治医から寛解と言われた日

無職期間の中で大きな転機になった日があります。

主治医からこう言われた日です。

来週から通院しなくても良いと言えますね。寛解です。

その瞬間、

「やっと治った」

と思いました。

もちろん不安がゼロになったわけではありません。

それでも、

「そろそろ社会復帰に向けて動いてみよう」

と思えるようになりました。

私にとって寛解はゴールではなくスタート地点でした。

社会復帰が怖かった

寛解したからといって、すぐ働けるわけではありません。

私が怖かったことは3つあります。

  1. 再発
  2. 体力
  3. 面接

特に再発への恐怖が大きかったです。

また同じことになったらどうしよう。

また家族に迷惑をかけたらどうしよう。

そんな気持ちがありました。

就労移行支援との出会い

転機になったのは市役所でした。

自立支援医療について相談しに行った際、

「就労移行支援」

という制度を知りました。

👉 「就労移行支援とは?

そこで見学したのが、

  • ココルポート
  • リタリコ
  • ウェルビー
  • マナビー

でした。

私がココルポートを選んだ理由は、

  • 自由時間が多かった
  • 資格勉強に使えた
  • 昼食支援
  • 交通費支援

があったからです。

ただ正直なところ、

MOS講座などを見たときは

「就職経験のない方向けかな」

とも感じました。

👉「就労移行支援の選び方

就労移行支援で社会復帰の準備をした

通所初日はほとんど緊張しませんでした。

当時の私は、

図書館へ行く

本を読んだりのんびり時間を過ごす

帰宅する

という生活をしていました。

その延長線上に就労移行支援があったからです。

結果として、

「決まった時間に通所する」

「集中して過ごす」

「帰宅する」

という会社生活の練習になりました。

再就職が決まった日

2023年2月。

最終面接を終えた夜でした。

転職エージェントから電話がかかってきました。

内定でした。

その瞬間に思ったのは、

「採用してくれてありがとう」

でした。

私はうつ病のことも隠さずに伝えていました。

それでも採用してもらえたことが本当にありがたかったです。

妻も喜んでくれました。

その日のことは今でも覚えています。

👉「就労移行支援から再就職した体験談

再就職して分かったこと

再就職後、私は精密機械メーカーで働いています。

無職時代に想像していたよりも普通に働けました。

人事評価でも良い評価をいただいています。

また、病気をオープンにして入社したことで働きやすさを感じています。

前職では病気を隠して働いていました。

しかし今の会社では誰も病歴を気にしません。

私自身が気にし過ぎていただけだったのかもしれません。

40歳で退職した自分へ伝えたいこと

もし40歳で退職した当時の自分に声をかけるなら、

こう伝えたいです。

「おつかれさま。そしておめでとう。」

まずは十分に休んでほしい。

自分を大事にしてほしい。

頑張ることも大切だけれど、無理はしないでほしい。

今、無職で苦しんでいる方にも同じことを伝えたいです。

焦らなくて大丈夫です。

まずは自分を大事にしてください。

私は21か月の無職期間を経て社会復帰できました。

だから今は見えなくても、未来の可能性まで否定する必要はありません。

  • この記事を書いた人

かず

自動車メーカーで18年、電子機器メーカーで1年勤務した後、うつ病の再発で退職しました。約21か月の無職期間を経て、就労移行支援を利用し、現在は精密機械メーカーで働いています。

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